29日に「地域医療を考える」シンポジウムを開催
2006年 10月 26日
テーマは「医師不足」問題。
市立2病院の病院長や松村総合病院長等の講演を受けて、講師・聴講者によるフリーのディスカッションを行う。
目的は、「診療科が減りつつある市立病院の現状を踏まえ、今後いわき市の医療をどうしていくか、市立病院と開業医の連携のあり方、市立病院・救急医療システムの再検討等々の糸口を市民を交えて討論してみようということ」(案内文)、主催はいわき三師会(医師会・歯科医師会・薬剤師会)で、いわき市の共催。
医師不足は、いわき市においても、ますます拍車がかかっており、予断を許さない状況が続いている。
市議会でも定例会毎に、市立病院問題を何人かが取り上げ執行部とやり取りしているが、一向に改善の兆しが見えてこない。
医師不足の影響で市立病院の患者数減少も起き、一部の診療科では常勤医師がいない状態が続いる。
欠員見込みがでた後に院長を先頭に要請する現在のシステムでは、医師の確保は進まない。ために、わたしは昨年12月定例会で「市民が安心できる医師の確保をどう進めるか」を質し、一例として医師確保のために専従者を置き、東北から関東地方を歩き、医者紹介業にも頼りながら努力をしている石巻市立病院のように、医師確保のための専従者配置を提案した経緯もあった。
いまや、地域の中核病院としての市立病院と地域医療の維持のため、医師の確保は、市民生活にとって焦眉の急である。
この機会に、問題を整理し解決の糸口を見いだしていきたい。
主催者は、市民各層の参加を呼びかけている。
シンポジウムの会場は、市生涯学習プラザで、午後1時から4時30分の開催。