局面が変わるーブッシュ政権とイラク戦争にノー、米中間選挙
2006年 11月 12日
アメリカ国民は、9.11以降、アフガンからイラク戦争と続いているブッシュ政権による5年にわたる「反テロ戦争」に「ノー」を突きつけ、ラムズフェルト国防長官が更迭された。
9.11以降のネオコンによるアメリカ帝国の世界戦略がつまずいたのだ。
イラク戦争によるイラク国民の犠牲者は10万人をこえている。
ありもしない大量破壊兵器を名目にイラク侵略の先兵とされ戦死した米兵は3000人近い。戦死者の家族たちの反戦運動は、全米に大きく広がり、イラク撤退の米国世論をつくってきた。
これ以降、共和党ブッシュ政権は任期2年を残し、急速にレームダック化していくだろう。
イラク戦争、中東和平、イランそして北朝鮮の核開発問題など各政策の変化、転換がはじまる。世界情勢の変化は不可避である。それは、北東アジア、日本情勢にも大きな影響をもたらす。
早ければ年内にもはじまると予測される米軍のイラク撤退。
ブッシュ政権を支持し、自衛隊をイラクに派遣してきた小泉前総理そして安倍首相と自公連立政権に、アメリカの変化の大波が押し寄せる。
これから、日本版ネオコン、核武装論者で超国家主義の安倍首相と自公政権の動揺がはじまる。
局面が変わる。