いわき市、山一商事の産廃処分場設置申請を不許可に
2006年 12月 29日
12月26日、いわき市の櫛田一男市長が記者会見して、山一商事から設置許可申請が出ていた21世紀の森産業廃棄物最終処分場に対し「これを許可しない」と不許可の決定を行い、同社に通知したことを、発表した。
いわき市民の半分を超える18万人近い反対署名を続けてきた市民運動の粘り強い活動が実ったのだ。
市民の力は、昨年の市長選挙で「21世紀の森最終処分場は認めません」と公約した櫛田一男氏を市長に押し上げ、いわき市議会の昨年12月定例会での全会一致の処分場反対決議生んだ。
この行政・議会・市民の三位一体の活動は、近年例をみない、本市挙げての大運動となった。
市長は公約を半ば実現した。
今後、事業者側が、行政処分の不服申し立てを福島県などに申請することや裁判所への提訴が考えられる。
長期戦になるのは必至だが、事業者が完全に計画を断念するまで、行政・議会・市民の三位一体の活動を進めよう。
「21世紀の森を守るため、いわきのきれいな自然を子や孫に残すため、市民の皆様と力を一つにして、事業者が完全に計画を断念するまで、反対運動を続けていく」(12.10反対集会アピール)