プレカリアート、不安定雇用労働と貧困の拡大の下で
2007年 05月 02日


5月1日はメーデー。
不安定雇用労働者の増大と貧困の拡大の中、「プレカリアート」という新語も登場した。
プレカリアートとは、イタリアでの落書きから始まったと言われ、「不安定な」(伊precario)という形容詞に由来する語句。
新自由主義経済のもとで、パート、アルバイト、フリーター、人材派遣・業務請負労働者、契約社員、委託労働者など、不安定な雇用と労働状況にある非正規雇用者、失業者の総称といわれる。
4月30日、東京などでは「自由と生存のメーデー07──プレカリアートの反攻」というデモ行進があり、次のようなスローガンが掲げられた。
──生きることはよい。生存を貶めるな!
──低賃金・長時間労働を撤廃しろ。まともに暮らせる賃金と保障を!
──社会的排除と選別を許すな。やられたままで黙ってはいないぞ!
──殺すことはない。戦争の廃絶を!
──メーデーを抗議と連帯と反攻の日に!プレカリアート
写真は、新舞子海岸の虹(5月2日夕)。