障がい者施設を訪ね、障がい者自立支援法下の問題を聴く
2007年 05月 09日
昨年来、障がい者自立支援法の施行で、「地域生活支援」「就労支援」という新たな課題が登場し、事業体系の見直しによる費用負担増やサービスの低下が、障がい当事者と施設の間に大きな不安と問題を作り出してきました。
こうした中で、小名浜の「あいあい」、植田の「虹のかけはし」と「天真庵」などの3カ所を視察しました。
「あいあい」は、通所者15名で、市内の工場に納入するウエスを年間17トン製造する小規模作業所。また、「虹のかけはし」はパン製造と段ボールの加工、「天真庵」はうどん・そばの飲食店という就労継続支援施設B型事業所です。
それぞれ障がい者が働く現場をみさせていただきました。
また、植田公民館での懇談会では、参加した12団体の代表から、
「地域で年金だけでは生きていけない」
「通所しても月2〜3万の赤字」
「親の高齢化、通所者の高齢化も大きい」
「養護学校卒業生の受け皿整備も計画的にすべき」
「中核市として市の単独事業をひろげて」
「福祉有償運送の運営協議会は早急に開催して」
などなど、現状で抱えている問題や課題を率直にお聴きしました。
障連協との懇談会は3年ぶりで、関係団体のみなさんの期待も大きいものがありました。それぞれの課題の解決に向けて、取り組んでいきたいと思います。