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M7.7、震度6弱、大津波を想定、福島県沖地震でいわき地方総合防災訓練

M7.7、震度6弱、大津波を想定、福島県沖地震でいわき地方総合防災訓練_e0068696_1226407.jpgM7.7、震度6弱、大津波を想定、福島県沖地震でいわき地方総合防災訓練_e0068696_12265961.jpg猛暑の中、8月25日、M7.7、震源の深さ20km、いわき市の震度6弱、津波警報「福島県大津波」という想定で、福島県沖地震を想定した福島県いわき地方総合防災訓練が行われた。

想定は、いわき地方で激しい地震があり、気象台の発表で、地震の震源地は福島県沖、震源の深さは約20km、M7.7、いわき市の震度は「6弱」で津波警報「福島県大津波」が発令されたというもの。
この地震で沿岸部の津波、各地での建物倒壊、火災、電力や通信回線、水道管、ガス管等ライフラインに甚大な被害がでたため、市は災害対策本部を設置し、住民の安全確保のため避難指示と防災関係機関団体の出動を要請した。
これにより、自主防災会による避難や消火訓練、応急手当や救護所、避難所の開設、救急救助、給食給水、ライフライン復旧等の訓練が実施された。

この福島県いわき地方総合防災訓練は、災害対策基本法に基づき、福島県地域防災計画といわき市地域防災計画に定められたもので、災害時の防災活動を円滑に進め、行政職員と地域住民の防災意識の高揚のために毎年開催されている。
今年は、茨城県境に接するいわき市南部の勿来地区で実施。参加は、いわき市はじめ市消防団、医師会、電力、電話、ガス、管工事組合、トラック協会、81の地区自主防災会など125団体、1,000名を超え、隣接する茨城県北茨城県からも代表が参加した。

今年は、災害ヘリの救助訓練がなかった。
猛暑のせいもあってか、全体として、過去に比べ、多少緊張感に欠けるという感想も、現場では聞かれた。
新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原発が被災している現状にあって、福島原発の隣接自治体である本市としては、原発の耐震安全性の見直し問題とともに、原発震災に対する防災計画とそれに基づく訓練の必要性を痛感した。
by kazu1206k | 2007-08-25 12:30 | 防災 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k