第五十八寿和丸事故署名、10万人めざし12月も継続
2008年 12月 02日
犠牲者やご遺族の痛恨、みなさまの悲しみ如何ばかりかと思われます。
依然として、海難事故の原因はつかめず、国の運輸安全委員会が5,000mを超える深海の潜水調査を行い船体確認をするという話はきこえてきません。
一方で、海上保安部による第五十八寿和丸関係者の書類送検などという報道も一部にあります。報道によると「福島海上保安部は事故原因の鑑定結果で事故の予見性が認められれば、業務上過失致死傷などの疑いで、漁労長=当時(57)=か、船長(51)、もしくは2人とも被疑者死亡のまま書類送検することを検討している。」というものですが、事故の原因も明らかにならぬまま刑事罰を科すというのは、言語道断という他ありません。
検討されているならば、おかしな話です。
潜水調査による事故原因の究明が先に実現されなければなりません。
潜水調査による事故原因の究明は、遺族はじめ安全操業を求める漁業関係者、海上交通の安全を願う国民の願いです。
いま、第五十八寿和丸転覆海難事故の潜水調査による原因究明を求める署名運動がすすんでいます。
署名は、いわき市民はじめ福島県内、全国の漁業関係者などから寄せられ、11月末で5万人を超えたといいます。
いわき市鹿島町の区長会が全戸回覧で署名を呼びかけ、11月末までに集約した1,380名の署名をお届けする区長会長さんと、12月1日、船主の酢屋商店に伺いました。
船主の酢屋商店の野崎社長さんのお話では「いまでは10万人に近づいているのではないか」とのことで、署名は10万人めざして12月も継続する、ということでした。
新年になり関係各機関に嘆願にするために、もう少しお力をお貸し頂ければと思います。
あとひとまわり友人や知人に声をかけてください!
どうかお願い致します。
嘆願書は、下記の小名浜機船底曵網漁協のホームページからダウンロードできます。
http://www6.ocn.ne.jp/~onahama/11.html