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福島原発へのプルサーマル導入、立地4町が議論開始

 12月4日、福島原発の立地4町の首長と議長による県原発所在町協議会が臨時総会を開き、東電の不正事件で論議が凍結されて以来6年ぶりに、プルサーマル計画導入への議論を開始した。
この日は、経済産業省と原子力安全保安院から核燃料サイクルとプルサーマルの安全性について約1時間ずつ講演をうけてから、非公開で臨時総会を開き、「4町が足並みを添え、前向きに進もうという意見で一致した」(富岡町長)とされる。
4町の各町議会が意見を集約し、来年1月下旬に臨時総会を開いて、今後の協議の方向性を決めるというもの。
 プルサーマル計画の論議再開は、9月中旬、富岡町議会が東電が地域の信頼回復を図ってきたと評価、県議会も維持基準導入を容認したことを踏まえたとして、プルサーマル計画凍結を含む「東京電力原子力発電所のトラブル隠し等に関する意見書」を「白紙に戻すべきだ」との提案を賛成多数で可決、動きが表面化してきた。
 しかし、プルサーマル計画は、1998年に事前了解した計画実施を東電のトラブル隠しを受け2002年の9月県議会で、福島県として前知事が受け入れ拒否を表明しており、今更何をか言わんや、だ。
 佐藤雄平福島県知事は、9月県議会定例会で「県としては申し上げる状況にはない」と、議論以前の段階との考えを示したが、今後立地4町は論議をまとめ県と県議会への要望活動を強めることが予想される。
 2009年は、福島原発でのプルサーマル計画導入の動きが表面化してくる。
by kazu1206k | 2008-12-05 08:05 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k