市立病院改革プラン、南部清掃センター談合、小名浜火力で9日に一般質問
2008年 12月 07日
1、市立病院と地域医療を守るために
(1)市立病院改革の基本について
(2)市立病院改革プランについて
2、ゴミ焼却と南部清掃センター建設工事談合事件について
(1)南部清掃センター建設工事談合事件の住民訴訟について
(2) ゴミ焼却と処理費用について
3、(仮称)小名浜火力発電所の建設計画について
(1) 地球温暖化対策と国、県、市民の動向について
まず第1点は、「いわき市市立病院改革プラン」。
これは、総務省の公立病院改革ガイドラインによって病院をもつ自治体が本年度中に策定が求められているもの。公立病院と地域医療の崩壊の原因は、国の社会保障費の大幅削減策、医療費削減策にある事は、今や厚生労働大臣でさえ認めるところとなりました。総務省の公立病院改革ガイドラインは、財政の観点から、公立病院の再編統合、赤字病院の切り捨てをめざすものです。市立病院を守るために、市の方針を質します。
第2点は、南部清掃センター建設工事談合事件の住民訴訟とごみ焼却について。
公正取引委員会が平成19年にごみ焼却炉5社に合計270億円の課徴金納付命令を出した全国自治体ごみ焼却場談合事件のひとつが本市の南部清掃センター建設談合事件。
市民が市に代わって代位請求した住民訴訟では、本年1月、福島地裁が三菱重工業(株)に対し工事契約金225億5400万円の5%相当額約11億円をいわき市に損害額として支払うよう命じ、本市は10月に東京高裁での公正取引委員会審決取り消し訴訟で、三菱重工業(株)が敗訴したのを受けて、予定価格の10.1%にあたる約22億円を三菱重工業(株)に損害賠償請求し、既に審決した仙台高裁での住民訴訟控訴審に補助参加して、口頭弁論の再開を求めたのです。
そこで、巨額の費用がかかるゴミ焼却炉建設工事の談合不正と本市のゴミ焼却処理費用を質し、ゴミの処分から資源として管理することを訴えます。
第3点は、(仮称)小名浜火力発電所。
石炭は燃料コストは安いものの、化石燃料の中でCO2排出量が最も多く、液化天然ガス火力の2.8倍と極めて環境負担の大きい電気燃料。小名浜火力発電所は、新規に年間228万トンの二酸化炭素を排出しますが、斉藤環境大臣は、小名浜火力発電所の建設計画について、9月の記者会見で「二酸化炭素排出抑制が日本の大きな課題であるときに、そのような計画が国民の皆さんに受け入れられるとはとても思えません」と発言しました。今後の本市の対応を質します。
ご多用の所恐縮ですが、傍聴いただければ幸いです。インターネットでもライブ中継しています。いわき市のホームぺージにアクセスすればご覧になれます。