桜のテングス病防除の要望
2009年 01月 31日

会のみなさんは、2004年から石森山、市役所裏の新川堤防、松ヶ丘公園で、サクラの天狗巣病罹患状況を調査してきました。
これまで関係機関に報告して検討を求めたものの、対応がなされていないため、現状を打開するために、この日の要望活動となりました。
天狗巣病は、担子菌類の錆病菌や子嚢菌類がサクラに寄生することで引き起こされ、成長ホルモンの異常分泌により幹や枝が異常に分枝して、天狗の巣のように見えることからこの名がついたといわれます。
植物病害の一種で、放置すれば天狗巣病の枝には花がつかず、ついにはサクラも枯れてしまいます。胞子の飛散によって伝染し、菌糸で越年するため、冬の間に病枝を切り落として焼却処分する必要があります。切り口の消毒も必要です。
天狗巣病が拡大しているため、自然環境の保護のためにも早い対応が必要です。
サクラの植栽は、公園など行政の管理下にあるもの、住民組織の管理下にあるものなど多用ですが、防除は、高枝切り落としなどの高所作業もあるため、行政も含めて積極的な取り組みが課題となっています。
住民の積極的な参加が図られるような仕組みづくりを検討しながら、防除を進めていくことが話し合われました。