いわき市市立病院改革プラン(案)パブリックコメントの集計結果
2009年 02月 07日
1.意見提出人数 64人(男性48人、女性16人)
2.意見件数 のべ277件
3.居住地別人数
平17人、小名浜12人、勿来4人、常磐16人、内郷4人、四倉2人、遠野4人、好間2人、田人2人、久之浜1人。
4.年齢別人数
20歳未満0、20〜29歳2人、30〜39歳3人、40〜49歳11人、50〜59歳19人、60〜69歳13人、70歳以上12人、年齢不詳4人。
5.主な意見
◎プラン策定の手続きに関する意見
・プラン策定までの期間、パブリックコメントの期間が短すぎる。
・地域住民への説明(特に常磐地区、遠野地区)が必要である。
◎1市1病院1施設に関する意見
・赤字を原因に、分院を廃止、民間移譲することは反対である。病院又は診療所として残すべきである。
・分院の民間移譲はやむを得ない。後継医療機関の選定は慎重に行って欲しい。
・救急医療の継続を前提とした民間移譲で、引受先があるのか心配である。
◎その他
・新たな病院の建設(耐震化)に早急に着手すべきである。
・職員の人員、給与の見直しが必要である。
6.今後の対応
提出された意見を踏まえ、プラン(案)に必要な見直しを加えるとともに、市議会2月定例会での議論を経て、年度内のプラン策定を目指す。
なお、提出された意見に対する市の考え方については、方針決定後(3月下旬を目途)、公表する。
通常行われているパブコメでは、10人程度の意見提出ですが、今回の集計結果は64人とダントツで、市民病院と地域医療を守れという、市民の関心の高さを示しました。
出された市民意見については、病院管理者と病院局が、ひとつひとつ真摯に応え、具体的に反映していかねばなりません。
提出された意見に対する市の考え方を、方針決定後の3月下旬に公表するというのは、フェアではない、いささかおかしな取り組み方ではないでしょうか。
市立病院と地域医療を守るためには、徹底した情報公開と市民参加が前提です。
提出された意見に対する市の考え方を2月議会前に示して、2月議会で大いに議論すべきであると思います。
以前から繰り返し主張している通り、医療関係者をはじめ市民の意見を直接聴く場がいよいよ必要になってきたのではないでしょうか。
両病院の医療従事者の声も是非とも反映しなければなりません。
結果として、プラン(案)の大胆な見直しもでてきます。