「まちづくり計画」の協働点検、小名浜まちづくり市民会議で
2019年 03月 29日
3月度のテーマは、平成17年策定のいわき市都市計画マスタープランの地区別計画である、「小名浜まちづくり計画」の事業計画案取組状況の協働点検でした。
小名浜まちづくり市民会議は、平成14年にまちづくりの設計図として「おなはままちづくりグランドデザイン」を作り、いわき市とパートナーシップ協定を結んで、まちづくりを進めてきました。こうした経緯を踏まえて、現在、いわき市が進める第二次いわき市都市計画マスタープランの策定に合わせ、「小名浜まちづくり計画」の事業計画案の取組状況の協働点検を行うものです。
4.24原発事故被害者の救済求め請願署名提出集会
2019年 03月 28日
2011年3月11日の東日本大震災に端を発した東京電力福島第一原発事故。8年以上たった今も事故はまだ続いており、私たちは長期にわたる未曾有の原発災害に直面しています。
「原発事故被害者の救済を求める全国運動」では、①原発事故避難者の実態把握に基づく支援の実施、 ②健診の福島県外への拡大、内容の充実、医療費の減免、子どもたちの保養のための措置、③モニタリング・ポストの継続設置、④ALPS汚染水の放出・汚染土の再利用による放射性物質の拡散--の4項目について請願署名に取り組みました。このたび、署名提出集会を開催します。
多くの方のご参加お待ちしています。
◆2019年4月24日(水)11:00~13:00 (開場10:30)
衆議院第一議員会館大会議室
(最寄駅:東京メトロ:国会議事堂前駅)
資料代:500円 申し込み不要
◆プログラム(予定、敬称略)
<現状報告> 11:00~12:30
・原発事故被害者の救済を求める全国運動から
佐藤和良(全国運動共同代表、いわき市市議会議員)
・避難者の置かれている状況
除本 理史(大阪市立大学教授)
村田 弘(「福島原発かながわ訴訟」団長/ひだんれん)
・福島からの声/高まる保養の必要性
福島のお母さんから /福島ぽかぽかプロジェクト
・モニタリングポストの継続配置を求めて
人見やよい/モニタリングポストの継続設置を求める市民の会
・どうなる? ALPS汚染水の放出、除染土の拡散
満田夏花(国際環境NGO FoE Japan)
<署名提出式> 12:30~13:00 被害当事者、国会議員からの発言
◆主催:原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会
◆ 問い合わせ:同事務局 国際環境NGO FoE Japan
TEL: 03-6909-5983(平日 10:00~18:00) E-mail:info@foejapan.org

4月1日から5カ所で議会報告会
2019年 03月 27日
福島第一原発過労死裁判、遺族の訴え
2019年 03月 26日
3月25日午後、同支部で第1回口頭弁論が開かれ、ご遺族が原告として意見陳述を行いました。
ご了解を得て、原告の意見陳述をご紹介します。
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福島地方裁判所いわき支部
民事部御中
2019年3月25日
原告
陳述書
昨年10月16日、夫の命日10日前に、労災認定の連絡を受けました。
夫が亡くなってからの一年間、沢山の方々のご協力により、数々の聞き取りと調査などの結果、長時間労働が認められました。
しかし、私共の調査聞き取りから、亡くなった当日の状況に、隠蔽の疑惑があります。
当時、宇徳の関係者及び同僚整備士より、当日の時系列での状況を聞いていた内容と、医師らのカルテの内容の相違や、警察の事情聴取に、現場にいて関わった人全員がなぜ受けなかったのかなど、まだまだ多くの不信があります。
夫の死亡原因が長時間労働だけではない事を明らかににする為、
人命よりも利益を優先する企業に対して、真実の追求と夫の名誉の為、今回提訴に至りました。
死亡当日の事実、隠蔽を裁判を通して明らかにして下さい。
当日夫に携わった方全員の証言を求めます。
また、労災認定を受けても尚、企業側は当初からの「認識が違う、コメントする立場にない」などと、一貫して不誠実な対応を変えません。非人道的な発言、対応を許せません。
夫の遺品の携帯に残された写真から、私達家族が知り得なかった、日々の作業の大変さや、証拠と成りうる資料などが、沢山ありました。
しかし、あらゆる証拠を携帯に残して亡くなった夫は、本当は家族に話したかった事や、不測の事態を覚悟していたのではないか?何かあれば頼むぞ、と言っている様に感じてなりません。
夫が亡くなってから、整備士、作業員同士の絆や、他社からの引き抜きの話を断っていたなどを耳にし、夫は原発事故収束作業に携わる事に誇りを持って、惜しげも無く技術を提供し働いていた事が想像出来ました。
今現在も4000人以上の作業員の方が、被ばくと言うリスクを背負って作業に従事しております。命を削って働いています。彼らがいなければ、収束はあり得ません。
原発作業員の労働環境、賃金の改善、危険手当の完全支給、救急医療措置、放射線被ばく管理、安全確保、健康管理、生活保障、雇用条件の是正
これまで尊い命を落とされた方々の再調査を要求します。
東京電力の記者会見での「作業との因果関係はない、労災といったものではない」との断言に対しての撤回と謝罪、
死亡時の説明、救命措置の落ち度、事実内容の露呈を要求します。
何をしても夫はこの世に戻っては来ませんが、
夫の代わりに、真実を追求し無念を晴らす事が、何よりの供養になると思います。
うつくしま福島を原発事故で汚染し、故郷をなくした人々や、収束作業に携わる方々に
誠意と敬意を持って対応して下さい。
二度と過労死、事故死を起こさせないで下さい。
原発事故と言う前例のない東電が起こした事故により、働き命を亡くした方への責任の所在をはっきりさせ、尊い命の重さに対する誠意ある対応を望みます。
最後になりますが、裁判を始めるに当たり、意見陳述の場を与えて下さった裁判所に対して
感謝申し上げます。
以上
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いわき労働基準監督署は、昨年10月17日に本件について労災認定しましたが、東京電力は猪狩さんの死亡を発表した際、作業との因果関係はないと明言。福島第一原発の作業で過労死が認められたのは、事故直後の2011年5月に過酷労働で亡くなった静岡県の作業員のケース以来です。
猪狩さんは、亡くなる5年前の2012年3月にいわき市内の自動車整備・レンタル企業に入社した時から、車両整備にあたってきました。亡くなった当日、昼休みの後、午後の作業に行く時に倒れ、午後2時半過ぎに広野町の高野病院で死亡を確認、死因は致死性不整脈と診断されましたが、構内で倒れたときの詳しい状況は、わかっていません。
猪狩さんは、2017年4月以降、月曜から金曜、朝4時半に出勤し一般道を自動車で福島第一原発に移動、事務所に戻るのが夕方5時から6時という生活が続きました。遺族らは、亡くなる直前の3か月間の平均残業時間は約105時間。亡くなる半年前からの1か月あたりの残業時間は最大で130時間超、平均で110時間に達していたとして18年3月にいわき労基署に労災申請していました。
東京電力は、2014年6月に、構内に車両整備場を設置。猪狩さんは、車両整備場の設置と同時に派遣され、元請けは当初は東電リース、2016年から宇徳になっています。2015年5月、東京電力は、2015年度車両整備場で整備士5人/日の体制で実施可能台数合計488台を整備する計画でしたが、「全ての構内専用車両(普通車:541台,大型車:250台合計791台)を整備するには、プラス3~5人/日が必要」とし「今後、構内で車両整備する整備士の確保が課題となってくる」としていました。
その後、4名体制(工場長+整備士3名)となり、整備士の数は減ってしまい、作業はさらに厳しくなる一方で、2017年1月に東京電力は、構内専用の全車両を、それまでの12か月点検に加えて24か月点検を実施し、2018年9月までに小型620台、大型189台の計809台全車両の点検を完了するという目標を発表。2017年5月には、車両整備場の稼働日数が1日増えて週5日になり、整備士の数が減ったまま、作業量を増やしてきたのが実態です。
福島第一原発の車両整備は、車両の放射能汚染が激しいため、作業は全面マスク、防護服の上にカバーオールを着て行い、通常の整備作業をはるかに超える大きな負担になっていました。こうした厳しい作業環境が体調にどのような影響を及ぼしたのか、長時間労働が身体に大きなストレスを与えたことが推察されます。
東京電力は、過労死遺族に対し誠意ある対応を求める市民団体との交渉で「作業員と直接雇用関係はない」と、頑なに発注者責任から逃げています。 原発作業員の労働環境、処遇改善の働きかけについて、いわゆる危険手当の完全支給、賃金の改善はじめ救急医療、放射線被ばく管理など、労働環境改善に向けた働きかけを強める必要があります。多くのいわき市民が福島第一原発の構内作業に従事しています。私たちは、東京電力に対し労働環境の改善を強く求めていきます。

ママベクと市の協議、要望書提出
2019年 03月 25日
お母さんたちは、子どもたちの行動範囲を母親目線で細かく調べ、目には見えない放射能を可視化させながら、結果を行政に報告し必要があるところは対策を求め、子どもたちの被曝を少しでも低減して生活環境を整えることを目的とする測定活動を続けています。市内の小中学校の測定は、すでに3巡目を終え、その結果をいわき市に報告し、対応を求めてきました。
いわき市は、お母さんたちの活動に理解を示し、いわき市教育委員会の許可のもとに、子どもたちの環境改善のために共に向き合い、行政担当課である除染対策課、学校支援課、こどもみらい課から担当が出席し協議を行ってきました。
今回は、以下の内容が協議がされ、下記のような要望が出されました。
●いわき市からの報告
⑴走行サーベイによる通学路モニタリング調査
・福島県が18年7月から8月の2ヶ月測定を実施してまとめ、県のホームページにマップとして掲載。最大0.367μSv/h、最小0.008μSv/h、平均0.070μSv/h。通学路は、市教委から県に提供している。
⑵除去土壌等の搬出計画
・31年度、小中学校39校、幼稚園・保育所18園。
●協議
①全回までに提出した小中学校のホットスポットの検証
・いわき市赤字マーキング校の回答は、5月連休明けに。
ーママ:樹木等の影響地点の除染の継続。
②③走行サーベイ
ーママ:県HPに未掲載の通学路もあるので全部掲載して、詳細な公表を県に求めてほしい。
④子ども遊び場除染事業
ーママ:影響地点の除染の継続を。
⑤国県要望
ーママ:必要な予算を継続して求めてほしい。
要望書
2019 年 3月 25 日
いわき市長 清水敏 清水敏 男様
日頃のご協力に、心から感謝を申し上げます。
私たちの測定活動は、今年で6年目を迎えました。 多大なご尽力をいただきましたことにより、 子どもたちの環境は徐々安全を取戻すことができており、 詳細なモニタリングを行う中で見つかった局所的なホットスポット等についても、事故直後と比べれば、だいぶ減少させることができました。
しかし、 報告の通り、いまだ取り除くことのできない汚染もまだ存在しており、事故が今尚収束していなこと、地形や気象による汚染の集積や移動を考えれば、モニタリングについては、 長期的な取り組みが必要 だと感じてい ます。
未曽有の事態に向き合っていくためは、ここに立つ私ち自らが新な方法を生み出していかなければらず、その方法につは していかなければらず、その方法につは していかなければらず、その方法につは していかなければらず、その方法についてはこれからも追究を重ねながら協働による被曝防護を目指していきたいと思います。
大切な子どもたちを追加被曝のリスクから守るため、 できる限りの予防原則に従ってその要因を取り除き、安心得るために、 次のことを要望致します。
1、 樹木等の影響により、除染後も線量が低下しない箇所等については経過観察とするのではなく、 線量 低減のための除染等を継続的行ってください。
2、 走行サーベイによる通学路モニタリング結果によると、最大値は今なおかなりの高線量が目立ちます。 測定結果を被曝防護に生かすため、公表は平均値とせず、線量の高い場所が分かるような詳細な測定値の公表を行ってください。
3、 走行サーベイによる測定は、自動車が通れる道路のみの測定ですが、子どもたちの通学路は、安全性を考え、自動車の通らない道路も多く使われています。被曝防護のため、また、保護者の不安を払拭するため、 徒歩による詳細なモニタリングを引き続き求めます。また、 把握している範囲内での通学路地図の提供を求めます。
4、 学校敷地内に放置された土嚢袋等に関しては、「子ども遊び場除染事業 」により撤去していただいたと伺っていいます。引き続きの対応を求めることに加え、除染等により伐採された木などについても現場に放置せず、同様に撤去をしていただけますようお願い致します。
5、 原発事故の影響から地域大切な子どもたちを守るため、国や県に対しては、これからも必要な措置を求め続けて頂ますようお願い致します。
TEAMママベク 子どもの環境守り隊

4月の甲状腺検診
2019年 03月 24日
東日本大震災による原子力発電所の事故は、福島県と近隣の地域に深刻な健康被害の不安をもたらしました。
検診の際には医師による丁寧な説明を行い、検診報告書と甲状腺の写真をお渡ししております。
今回は、出張甲状腺検診を、いわき市で行います。
また、子どもたちに無料検診を。どうか、市民によるこの取り組みにご賛同ください。
https://www.actbeyondtrust.org/pledge/index_abt_web_005.html
さくらんぼ保育園の第29回卒園式
2019年 03月 23日
第1部では卒園児の皆さんに保育証書が授与されたあと、お父さんお母さんの歌「旅たちの日に」に始まり、職員の皆さんが「おぼろ月夜」「喜びの歌」など、4歳児の皆さんが「機関車の歌」、年長さんと掛け合いで「ほうほけきょ」、そして卒園児の皆さんが「あんぱるぬゆんた」「龍の小太郎」などの歌を次々に披露しました。
第2部では「いわき・さくらんぼ保育園」の恒例の「荒馬」から「こままわし」までの「リズムあそび」、跳び箱、鉄棒、竹馬、竹踊り、そして卒園児の歌と、日頃の成果が披露されました。
「いわき・さくらんぼ保育園」のこどもたち、卒園式でも、こままわしや跳び箱、鉄棒など、あきらめずに取り組む姿を見せてくれました。今年も、子どもたちの足の指、特に親指のたくましさ、に改めて感心しました。体と動きを支え、心を育む。そんな大事な足の指の働き。豊かにのびのび生きる姿を培う力を感じました。
わたくしの自宅近くに開園してからの、長いおつきあいの「いわき・さくらんぼ保育園」。お母さんとお父さん、保護者のみなさん、理事長、園長はじめ職員のみなさん、今年も、子どもたちの成長に心動かされ、元気とパワーをもらいました。ありがとうございます!



鹿島小の卒業証書授与式
2019年 03月 22日
2013年4月に入学した49名のみなさんが卒業していきました。東日本大震災と福島原発事故時には、保育過程だったのでした。あんなに小さかった彼ら、こんなに大きくなってくれました。いろんなことがあったと思う。頑張って来た年月だと思う。
登下校時の見守りや朝のあいさつで触れ合う、子どもたちの姿。一緒に汗を流した夏休みの防犯球技大会、真剣に一所懸命に演じた学習発表会の劇など、子どもたちのいろいろな思い出が、眼に浮かびました。
卒業生のみなさん、卒業おめでとう!親御さんも教職員も、地域の私たちも本当に嬉しい。これからも助け合って生きていこうね!

4.21厳正判決を求め福島県集会、東電刑事裁判
2019年 03月 21日
無念の死を遂げた被害者と遺族の思いにこたえ、真の被害者救済の道を開き、二度と悲劇を繰り返さないために。東京地裁に厳正な判決を求める世論を盛り上げましょう。
時間…14:00〜16:30(開場13:30)
会場…郡山市労働福祉会館 3階大ホール(郡山市虎丸町7番7号)
内容…弁護士からのお話
福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
https://shien-dan.org/
info@shien-dan.org
080-5739-7279